今回は、当院の訪問リハビリテーションを紹介させていただきます。
当院では、院内のリハビリ室で行う外来・入院リハビリテーションに加え、介護保険をお持ちの方(要介護、要支援)の
自宅・施設へ訪問して行う訪問リハビリテーション(以下、訪問リハビリ)も行っています。
訪問リハビリの目的・目標は、リハビリテーションによる身体機能の向上・改善はもちろんのこと、
①住宅改修や自宅環境の調整・整備のアドバイス
②日常生活動作の自立に向けた支援
③利用者、家族に対する介護指導や相談
④趣味活動の再開 などを謳っています。
実際の例をあげてみると、「自宅で入浴をしたい」との要望が多いのですが、本人・家族の許可のもと、ご自宅で
セラピストが実際に入浴介助を行い、現場での評価や介助方法のアドバイス、機能訓練などを行っています。
また、要介護状態のため諦めていたグランドゴルフや畑仕事、庭いじりなどのハードルの高い目標も、
訪問リハビリテーションで足腰の筋力を強化し、セラピストが同行するなどして再開できたケースもあります。
このように、利用者が出来ないことに目を向けるのではなく、出来ることを最大限に生かし、
「利用者のために何ができるのか?」を常に自問自答しながら、リハビリテーションを提供させて頂いてます。
さらに付け加えると、理学療法に加え、専従の言語聴覚士も訪問リハビリテーションを行っている事も当院の特色です。
食事の飲み込み状態の評価や発音の仕方、コミュニケーションや高次脳機能の改善にも力を入れています。
在宅生活の支援はもちろんですが、「その人に寄り添う」ことをモットーに、熱意のあるスタッフ一同が、
利用者の目標や希望が実現できる様、最大限のサポートをさせていただきます。
ご興味がある方は、当院リハビリテーション科や居宅支援事業まで、いつでもご相談ください。